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【LEAF】日産リーフ 冬の充電と航続距離 [LEAF]

日産リーフの「冬の充電と航続距離」について書いてみましょう。

2013-Nissan-Leaf-blue-and-white.jpg

バッテリーを使う製品にとって、冬は“にがて”な季節です。

だって、「バッテリー」は化学反応によって“充電”や“放電”をするもの。

そのプロセスは、発明から100年以上たった現在でもあまり変わらず

温度特性が引き合いに出される程、温度がとても重要になります。


温度が高ければ、化学反応が活発になり“充電”“放電”はしやすくなりますが
劣化も進みやすく、バッテリーの「寿命」が短くなり


温度が低ければ、化学反応が鈍くなり“充電”“放電”は、しにくくなります。

乾電池などは、自身の温度が0℃以下ともなれば、性能は1/10以下に落ち込みます。


前置きが長くなりましたが、電気自動車リーフも「電池」の力で動く車です。


冬の気温の低い環境では“充電”“放電”の効率は下がり

特に私の住む雪国では、

    暖房用ヒーターによる電力使用量増加

    スタッドレスタイヤ使用による、タイヤの転がり抵抗増大

    積雪路による走行抵抗増加
                        …など

三重、四重苦にさらされます。


その程度は

春~秋頃なら、80%充電時、予想走行可能距離 150Km ほどのところ

冬場は、予想走行可能距離 90Km になる事もあります。

2.jpg
新車購入したての2月頃の写真

※リーフをあまりご存じない方の為に少し説明しておきます。

 電気自動車リーフは、直近の走行データ(電力消費量)から
 現在のバッテリー残量での予想走行可能距離を算出し表示。

 上り坂や暖房などで電力を多く消費していると
 予想走行可能距離も短くなります。


こうして冬場、走行距離が短くなるのを少しでも抑えようと
リーフオーナーは暖房を弱め、“ひざ掛け”や“毛布”等を使用し
多少ガマンをしながら乗っている方が多いと思われます(私もです)。

日産も、消費電力を抑えながら快適に過ごせるように
シートヒーターやハンドルヒーターを用意してくれており
これのおかげで、何とか過ごせている状況です。


バッテリー残量が少ない中、猛吹雪に遭ったらどうなるか。

毎年のように、吹雪で動けなくなった車での悲しい事故があるのですから
雪国でのバッテリー残量は、生死を左右するかもしれません。

北海道でリーフに乗っている方のブログには、上記の問題を解決する為
灯油のヒーターを搭載したと書いてありました。

賢明な判断だと思います。
命に関わるかもしれない問題ですから。


冬の走行は、これだけ厳しい上に“充電”も不利になります。

3.jpg

カタログには
  『 0%→80% 急速充電で30分 』と書かれていますが

これは春~秋のコンディションの良い状態での話。

冒頭に触れた
 >温度が低ければ、化学反応が鈍くなり“充電”“放電”は、しにくくなります。

の通り、マイナスの気温では「 0%→80% 急速充電 」は1~2時間かかります。
したがって、「長距離を、途中で充電を繰り返し移動する」のも難しくなります。



      そんな使えない車、ダメじゃない。
          何で乗ってんの?



   ココさえ我慢出来れば、イイ車だからです。

     我慢出来るほど、イイ車だからです。



 日産さん、バッテリー追加出来るようにしたら
             『鬼に金棒』なんですけど。




 


※当サイトの記事は、特定の個人・団体などを誹謗・中傷するものではありません。
   事実関係などの確証は得られていません。
           あくまで“ウワサ”程度の内容としてご覧下さい。





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